ウマし。
これは3本の指に入る、と思った。
ここで、自分の指向性を思う。
ある程度のフルーティさと上面発酵らしい深みのある味。
濃すぎさも必要ないけれど、かといって普段飲みのホップの苦味の
利いた味も、優先順位は低い。
その意味で、これは旨かった。
レフはブロンドもブラウンも旨かったが、これもそれに並ぶ。
順位をつけるなら……一度に並べて飲まなくてはなるまい。
それはまたいずれ…
アサヒビールがレフを囲い込んだのは、正解と言うべきか。
トリプルとは、通常の3倍の麦芽を使っているとの意。
増量分、寝かすほどに発酵は進みアルコール度は上がる。
そして、酵母にはよるけれど、熟成によって深みとフルーティさは
増す。
これも旨かった。かなり。
口当たりのよさはビールにとっては必須だけれど、その入り口に
フルーティさがあれば、飲み口は甘美になる。
その後、口に含んだ時の深み、それと飲み終わったときの後味。
ビールの甘みはその3段階か。
どの過程も水準以上。
とても美味しくいただけた。
***
今日庭先に出ると、梅の花が咲いていた。
今日も暖かかった。
もう春のようだ……。
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by hide_away
| 2009-03-02 00:47
| 麦酒記